歩いている。
首から上が寸断している人達を見る
すたりすたり過ぎ行く足元の忙しなさに驚いている
どうやら僕には人が半分から下しか見えていないのだが、首から上が真っ黒だらけ達の通り過ぎる風景は、やはりどうしても酷く無彩色なのであるし
スニーカーで走ろうと、ヒールで立ち止まろうと
それは僕の見えない部分にだけ彼らというものが詰まっている徴しなのであるし
ねぇ君たちにちゃんと頭は乗っかっていますか。何処か他所にうっかり落としていやしませんか。
聞くに聞けず、見るに見られずにいる僕には結局とんと見えないものらしいので
僕の方でも
他と変わりなくない人なのだと思い知りながら今日も